うえきの法則

「うえきの法則」全16巻を読み終わりました。
某レンタルお絵描き掲示板のサンプル板で一時期よく名前を目にしていたので
どんな話なのか気になっていたのです。

以下、ストーリーには全く触れていない感想というか印象をつらつらと。
「うえきの法則」が好きという方にはちょっとアレな上に、
読んだことない方には何が何やらなんですがorz

全体的な感想としては…まぁ、とても少年漫画らしい少年漫画でした、と。
テーマは、（多分）成長と友情。絶対に人が死ぬことはないので安心して読めます。
ノリとかシステムとかコマ割とかに微妙にデジャヴを感じたりしたのですが、
これだけ多様なマンガが溢れている世の中では
今まで見たこともないような全く新しいものを作るのは難しいと思うので別にいいかな、と。
（そんなに色んなマンガを読んでいるわけじゃないのだけど）

ただ、説明調の台詞がかなり目立つのが気になったかなぁ…。
戦闘中の技とか心理描写とか各人の過去（闘う理由）とか、
あそこまで丁寧に説明してくれなくても、読者はついてこれるのじゃないかと思いました。
掲載されていたのがサンデーだったので、小中学生の読者に合わせたのかもですが。

まぁ…ね。マンガも描いたことのない私が偉そうに評論できないのですけど。
台詞に頼らずに絵や効果を使って自然な流れで話を展開するのって
予想以上に難しいのだなぁとかシミジミ感じました。

あ。でもね！キャラは魅力的で好きですよ。あいちゃんとか鈴子ちゃんとか。
鈴子ちゃんは、後半の壊れっぷりが大好きです（笑）
男性陣なら、犬丸さんとか佐野君なんか好きだなぁと思いました。
始終、「鈴子ちゃん、佐野君とくっついちゃいなyo！」と思っていたのは内緒です（微笑）

そういえば、ラブ要素は皆無でしたね。
読みながら、それらしき台詞を見るたびに
「ああ…。植木君と佐野君とか、植木君とコバセンとか、
　佐野君と犬丸さんとかコバセンと犬丸さんとかあるんだろうなぁ…」
と考えてしまう自分に軽く凹みましたorz

でもアレですね。
私も特定のキャラ同士の台詞を見て、作者さんの意図に反して（いるかもしれないとわかりつつ）
「コレって、愛情表現っぽくないですか！？」って思って鼻息荒くなることあるのですよ。
それが男女か同性同士かの違いなだけで、結局私も同じ穴のムジナなんだなぁと。

脳内妄想は、人に迷惑をかけなければ自由だと思いたいです。

あなたの好きなものは、私の好きなものとは違う。
私は、あなたに無理矢理私と同じものを好きにさせようとは思わないし
無理に好きなふりをされるのは、逆にちょっと悲しい。
だから、お互いに違いを認めてうまく付き合っていけるといいなと思います。
違ってこそ、あなたと私は向き合って話せるのだから。

…ってね。頭ではわかっていても、なかなか…。
「うえきの法則」の感想の話から、なぜこんな結論にorz